大伴家持生誕1300年記念企画展
「歌人 大伴家持-現代と響き合う詩心」の開催と、
初公開資料 『万葉集』巻十九断簡(高志の国文学館蔵)
のご案内です。
詳細は、下記の高志の国文学館公式サイトをご覧ください!
http://www.koshibun.jp/

大伴家持生誕1300年記念企画展
「歌人 大伴家持-現代と響き合う詩心」

 富山県の大伴家持生誕1300年記念事業の一環として開催する全3回の記念企画展のうち、第2回にあたる本年は、歌人としての家持に焦点を当てます。
  『万葉集』に最多の歌を残した歌人大伴家持。家持の歌にみる、自然に対する鋭敏な感覚や、人間の孤独を見つめる深いまなざしは、千年以上昔に作られたものでありながら、現代も色あせない新鮮な叙情にあふれ、私たちの心に響いてきます。本企画展では、「花」「自然」「心」「時間」という身近なテーマを切り口に家持の秀歌をとりあげ、家持独自の視点や美意識、関心のありかを探ります。会場に展示する現代の写真や絵、書などの芸術作品と家持の歌がどのように響き合うのか、ぜひご鑑賞ください。家持の歌の世界をより深く知るために、歌の内容に関連する資料や、歌人家持の形成にかかわる事柄などもあわせて紹介します。本企画展が、普遍性をたたえた家持の歌の魅力をゆったりと味わい、歌人家持の人物像について思いを巡らせる機会となれば幸いです。
大伴家持生誕1300年記念企画展

1. 会  期 平成30年3月18日(日)~5月21日(月)
 ※4月18日(水)から展示物の一部が入れ替わります。
2. 開館時間 9:30~18:00(観覧受付は17:30まで)
3. 休 館 日 毎週火曜日、5月7日(月)
4. 観 覧 料 一般500円(400円)、大学生400円(320円)
※(  )内は20名以上の団体料金。企画展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※次の方は、常設展・企画展ともに無料で観覧できます。小・中・高校生およびこれに準ずる方、各種障害手帳をお持ちの方。

5. 主催 : 高志の国文学館
6. 後援 : 北日本新聞社、富山新聞社、読売新聞北陸支社、
 NHK富山放送局、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ

7. 関連イベント
(1)スペシャルトーク「万葉の色と意匠」 ◎申込必要/要観覧券
講師:吉岡幸雄氏(染色家、染色史家)
日時:3月18日(日)11:00~12:00
会場:当館101研修室、企画展示室
定員:72名

(2)記念講演「歌人 大伴家持」 ◎申込必要/参加無料
講師:中西 進(高志の国文学館長)
日時:4月1日(日)14:00~15:30
会場:当館101研修室
定員:72名

(3)連続講座①「大伴家持と聖武天皇」 ◎申込必要/参加無料
講師:藏中しのぶ氏(大東文化大学教授)
日時:4月15日(日)14:00~15:30
場所:当館101研修室
定員:72名

(4)連続講座②「家持、千三百年の時を超えて」 ◎申込必要/参加無料
講師:林 望氏(作家、国文学者)
日時:4月22日(日)14:00~15:30
場所:当館101研修室
定員:72名

(5)万葉衣装体験 ◎参加無料
日時:5月4日(金・祝)、5月5日(土・祝)各日9:30~16:00
会場:当館101研修室
協力:高岡万葉まつり実行委員会
※着替えのためのTシャツ、肌着等の着用をお願いいたします。

(6)ワークショップ 和同開珎を作ろう ◎参加無料
日時:①3月24日(土)、②4月29日(日・祝)、③5月6日(日)各日14:00~15:50
※1回の作業時間は30分程度です。
会場:当館101研修室
定員:各回10名(先着順)

(7)ワークショップ 万葉仮名を書いてみよう ◎参加無料
日時:4月28日(土)~5月6日(日)各日9:30~17:30
会場:企画展示室入り口前

(8)担当学芸員による展示解説 ◎要観覧券
イベント(2)~(4)の終了後に行います(30分程度)。

<申込方法>電話・FAXにて、イベント名(複数化)と番号(1)~(4)、
         氏名、電話番号を高志の国文学館までお知らせください。
         高志の国文学館
         〒930-0095 富山市舟橋南町2-22
         電話:(代表)076-431-5492 FAX 076-431-5490
※定員に達し次第募集を終了します。
※FAXの場合、定員に達してご参加いただけない場合のみ高志の国文学館よりご連絡いたします。

初公開資料 『万葉集』巻十九断簡(高志の国文学館蔵)
〇制作時期:鎌倉時代中期~後期(推定)
〇作 者 名:不明
〇寸  法:[断簡]縦22.9㎝×横15.5㎝ [軸装]縦132.7㎝×横36.4㎝(軸棒41.0㎝)
〇『万葉集』該当箇所(中心となる歌:巻十九・四二〇六番歌)

書き下し文:渋谷を 指してわが行く この浜に 月夜飽きてむ 馬暫し停め
現代語訳:渋谷を目ざしてゆくこの浜べに、月光を満喫しよう。しばらく馬をとどめよ。
*書下しと現代語訳は、中西進『万葉集 全訳注原文付(四)』(講談社、1983年)による。

〇概  要
本資料は、佐佐木信綱らによる『校本万葉集』に「為氏様切」として掲載され、また、小松茂美の『古筆学大成』に「伝源俊頼筆 万葉集切」として掲載された断簡の一つ。両書では、本資料と類似性をもつ他の断簡二点の存在が指摘されている。書写者としてこれまで伝わる、二条為氏(1222~1286。歌人。藤原為氏とも)や源俊頼(1055~1129。歌人)との具体的な関連は不明。久しく個人蔵であり、所在の知られていなかった切である。内容は、巻十九・四二〇五番歌の第四句途中から同・四二〇七番歌の題詞途中までの計七行。いずれも大伴家持の越中詠歌に該当し、二行目と六行目には、歌の作者として家持の名前も確認できる。さらに、本資料の主たる四二〇六番歌は、越中の風光を詠んだものであり、まさに「越中万葉」として当地に相応しい切となっている。
初公開資料 『万葉集』巻十九断簡



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