神保町界隈の大手書店でも平積みにされている注目の一書、
谷 知子監修・パピエ舎著『切り絵で作る 百人一首』を購入しました!

切り絵でつくる 百人一首 平積み
切り絵でつくる 百人一首 書影

『切り絵でつくる百人一首』
誠文堂新光社刊
監修:谷 知子
著者:パピエ舎
B5変型判/144頁
定価:本体1600円+税
ISBN:978-4-416-71748-6

光琳かるたを切り絵で作りながら、
百人一首の世界に触れられるよう工夫された一冊です。

雅な光琳かるたのカラーページも大変魅力的ではありますが、
業界人としての注目は、
フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科の
「日本語日本文学基礎ゼミ」の1年生の学生のみなさんが執筆した、
「コラム『百人一首』をもっと知りたい!」でしょう。
コラムのタイトルはそれぞれ、
其の一 歌枕
其の二 『百人一首』の恋愛事情
其の三 和歌を詠むシーン
其の四 『百人一首』の春夏秋冬
其の五 恋のアピール
其の六 『百人一首』ランキング
と、実にバラエティに富んだ内容で、それぞれの掲出歌
25歌(23首)はネタバレになってしまうといけないので載せませんが、
(特に「其の六 『百人一首』ランキング」は・・・)
なにか甘酸っぱい乙女の恋心を垣間見たような読後感、
学生のみなさんの実にみずみずしい感性で綴られています。
一方で、「其の五 恋のアピール」の「今夜しか逢えない・恨みます・呪います」
のようなストレートでちょっとどっきりとさせられるコラムも・・・

ともあれ、ここまで執筆するには
おそらく相当の参考文献にあたったことでしょうし、
「読者(ひと)に読ませるため」の表現方法、手段、
特に読者に「教える」のではなく「語りかける」ような口調(文体)には
工夫のあとが見られます。また、あらためて勉強させていただきました。

谷先生のご助力、ご指導が根幹にあることは言うまでもありませんが、
自身の書いたものが活字となって江湖に示されるという、
誰でも出来るわけではないこの貴重な経験を、
今後の活動に活かしてくださいね!

『切り絵でつくる百人一首』
【著者プロフィール】
監修 谷 知子
大阪大学国文学科卒業。東京大学大学院博士課程単位取得。博士(文学・ 東京大学)。フェリス女学院大学教授。専攻は中世和歌。「和歌文学の基礎知識」「天皇たちの和歌」(角川選書)「中世和歌とその時代」(笠間書院)「カラー版百人一首」(角川ソフィア文庫)「楽しく覚える!まんが百人一首」(ナツメ社)など著書多数。

著・文 パピエ舎
ペーパークラフトを中心に、紙の楽しさを伝えるグループ。 伝統の切り紙をはじめ、和と洋を取り入れた新しい紙遊びの世界を提案している。近著に「江戸の遊び切り紙」(誠文堂新光社刊)がある。

コメント:
コメント:を投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック:
この記事へのトラックバック: