東京大学史料編纂所では、3年に一度史料展覧会を開催し、所蔵史料を広く公開しています。
1902(明治35)年に第1回が開催され、今回が第37回となりました。
 今回は「史料を後世に伝える営み」と題し、
史料の研究・編纂や収集・公開に関わる本所の諸事業について、
先人による努力の一端や、継続して行っている現在の様子を、
国宝や新たに指定された重要文化財・新収史料を含めて紹介します。
併せて、各種経費を得て実施した「島津家文書」「樺山家文書」「中院一品記」を中心に、近年の修理史料を取り上げ、修理のなかで史料を解体した時にしか得られない情報をもとにした新発見の知見や史料研究の成果・学術的な意義を、レプリカ・パネル展示も併用して、一般の方にもわかりやすく展示・説明します。
 日本の歴史を伝える原史料に間近に接する機会としていただければ幸いです。

37回史料展覧会
チラシPDFはコチラ
なお、図録は2017年カレンダーとともに、500円で販売予定です。

開催場所:本郷地区
会場 東京大学史料編纂所(本郷キャンパス)
(東京都文京区本郷7-3-1)
申込方法:事前申込不要・参加費 無料

公式HPはコチラ

展示史料目録
・1階展示ホール:先人による保全の努力
明治期以来の史料集編纂の実務や、戦時中の図書疎開などに関して、大日本史料の原稿や校正紙、史料編纂所・維新史料編纂会の図書疎開の実態を示す書類などを展示します。
1 大日本史料原稿 第二編之二 1括(66括のうち)
2 大日本古文書原稿 毛利家文書之三 1括
3 〔参考〕大日本史料・大日本古文書特装版 3冊
4 大日本史料校正紙 第八編之七 1括
5 大日本史料校正紙 第十二編之二十三 1括
6 大日本古文書紙型 編年文書巻之二十五 1枚
7 図書類疎開関係書類 1冊
8 東京帝国大学史料編纂所伊那文庫日誌 1冊
9 疎開書物輸送の件および上京のための手続き等につき書状 1通
10 龍粛日記 1945年II 1冊
11 真言血脈謄写本 1冊
12 三好文書・富田文書・中沢文書・熊耳文書謄写本 1冊
13 解脱上人文草謄写本 1冊
14 史料疎開関係書類 1冊
15 重要維新史料再疎開ニ関シ事後承認相成度件(「疎開ニ関スル諸記録」のうち) 1通
16 原平三日記 疎開関係手帖 1冊

・2階演習室①:収集と多様な公開
史料編纂所に収蔵されている貴重史料の中から、江戸名所図会の編者である斎藤月岑の日記や、地震災害を今に伝えるもの、関東大震災の被災を辛うじて免れたもの、最新の重要文化財指定品、新収品などを展示します。
17 齋藤月岑日記 第一冊 1冊(36冊のうち)
18 齋藤月岑日記 第二冊 1冊(36冊のうち)
19 江戸名所図会 20冊
20 恒例関東献上使日記 1冊
21 齋藤月岑日記 第一八冊 1冊(36冊のうち)
22 齋藤月岑日記 第一九冊 1冊(36冊のうち)
23 江戸大地震之図(写真) 2枚(29枚のうち)
24 蔭凉軒日録抜粋 1冊
25 山林儷葉 第二冊 1冊(3冊のうち)
26 楽窩詩藁 1冊
27 慈鎮和尚夢想記(重要文化財) 1帖
28 蒋洲咨文(重要文化財) 1幅
29 細川忠利書状 1幅
30 細川光尚書状 1幅

・2階演習室②:近年の修理・研究とその成果
近年に修理を施し、その過程でさまざまな新知見が得られた史料から、国宝島津家文書やその一族の樺山家文書、南北朝時代の貴族の日記『中院一品記』、磔となった鳥居強右衛門の図柄が強烈な印象を残す旗指物の複製などを展示します。
31 豊臣秀吉朱印状(国宝) 1通
32 〔参考〕小寺家文書 1幅
33 樺山広久・同室玉溪画像(パネル) 1点
34 樺山善久入道玄佐夫妻肖像画掛幅(パネル) 1点
35 同上(台紙付写真) 1点
36 島津義久書状 1通
37 樺山玄佐(善久)書状案 1通
38 島津家久起請文 1通
39 樺山安芸守善久入道玄佐自記 1冊
40 島津義久判物 1通
41 島津龍伯(義久)詠歌 1通
42 中院一品記 建武五年秋冬記 1巻
43 〔参考〕三条実忠書状(前紙欠) 中院一品記建武五年秋冬記別紙 1通
44 光厳院宸筆書状(中院一品記暦応二年春夏記のうち) 1通
45 〔参考〕光厳院宸筆書状(中院一品記暦応二年春夏記のうち)プラチナプリント複製 1通
46 中院一品記 康永四年五月~七月記 1巻
47 落合左平次道次背旗(複製) 1点

主催:東京大学史料編纂所
開催日:2016年11月11日・12日 10:00~16:30(入場は16:00まで)

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