実践女子学園高等学校の、原田正彦教頭先生より、
『中学生からの古典』(実践女子学園中学校 高等学校 国語科発行 )と、
「実践教育」第33号(2015・実践女子学園中学校・高等学校)の
抜き刷り「古典学習の新しい形とは─『中学生からの古典』補遺─(原田正彦)
を御恵送いただきました。
ありがとうございました。
20160516 中学生からの古典

「古典学習の新しい形とは─『中学生からの古典』補遺─(原田正彦)
に述べておられるように、原田先生が提唱される「古典学習の骨子」
1.楽しく古典を学ぶ(古典が嫌いにならないために)。
2.広く古典を学ぶ(ジャンルの片寄りを避けるために)。
3.古典と現代文のつながりを明確にする(古典を特別なものにしないために)。
4.将来につながる古典学習にする(高校、さらにその先の学びの経験とするために)。
5.古典の問題を解くのでは無く、古典の問題を考える(古典教材の深い理解のために)。
に基づき、暗記する学習から考える学習への転換を試み、
また、幅広く古典文学作品に触れることができるよう工夫されています。
随所に原田先生の御熱意が伝わってくる、このテキストで学べる生徒さんは
本当に幸せだと思いました。次に「目次」全編を掲げます。


  目次
一 五十音図といろは歌
二 歴史的仮名遣れきしてきかなづかいに慣れよう
三 『百人一首』で学ぼう・一─安倍仲麿あべのなかまろの歌と和歌の技法-
四 『徒然草つれづれぐさ』は古典の人気ナンバーワン! ─「仁和寺にんなじ法師ほふし」の話─
五 好きな季節はいつですか? ─『枕草子まくらのさうし』第一段を読む─。
六 古典の書き出しは、どれもすばらしい!
七 かしこい「きこり」 ─『宇治拾遺物語うぢしふゐものがたり』その一─
八 江戸時代の「笑い」のセンス ─『鶉衣うづらごろも』と狂歌・川柳きやうかせんりう
九 清少納言せいせうなごん紫式部むらさきしきぶ ─「紫式部日記」の人物評─
十 『伊勢物語いせものがたり』の美しさ ─男と女の物語─
十一 清水きよみづの舞台から飛び降りた男 ─『宇治拾遺物語』そのニ─
十二 娘は父の宝物 ─小林一茶こばやしいつさ『おらが春』を読む─
十三 姨捨山をばすてやまに照る月を見て ─慰めがたい心『大和物語やまとものがたり』から─
十四 『百人一首』で学ぼう・ニ ─猿丸大夫さるまるだいふ藤原俊成ふじはらのとしなりの歌を解釈する─
十五 忘れえぬ人─『更級日記さらしなにつき』を読む─
十六 待つ女、待たせる男─『建礼門院右京大夫集けんれいもんいんうきやうのだいぶしふ』と『正徹物語しやうてつものがたり』─
十七 歴史の舞台裏を明かすもの ─『大鏡おほかがみ』の世界─
十八 なぜ松尾芭蕉まつをばせうは捨て子を救わなかったのか? ─『ざらし紀行きかう』の旅─
十九 古典は古典を模倣もほうする ─『源氏物語げんじものがたり須磨巻すまのまき光源氏ひかるげんじと『増鏡ますかがみ』の鳥羽院とばゐん
二十 古典文学史─どれだけ古典文学を知っていますか?─

古典の学習は、つい「解らない漢字を飛ばし読み」したり、
仮名遣いが読めずに諦めてしまったり、その入り口で挫折しがちですが、
本テキストは、目次から本文にいたるまで、歴史的仮名遣いを用いた
ルビがふんだんに振られているので、それを読むだけでも
古典文学作品に対する抵抗感がかなり少なくなるはずです。
これらのお取り組みに敬意を表し、
ご紹介させて頂きました。

『中学生からの古典』
B5判並製158頁
発行日:平成27年10月1日
発行:実践女子学園 中学校・高等学校 国語科
編者:原田正彦



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