私どもの地域の町会(当町会)の大神輿が、
神田祭開催を前に、学士会館ロビーに飾り付けられました。
昭和8年神田四世宮惣(みやそう)村田喜三郎作
台輪寸法二尺六寸の町会の至宝です。
4月25日まで展示され、そののち御神酒所に移されて御霊入れ、
お祭り本番に備えます。

当時、御神輿を発注すると、完成までに二年くらいはかかります。
ということは、御神輿制作の企画、合意、資金集めは
最低でも昭和3~6年頃と逆算できます。
大震災後の昭和初年といえば、そう、ご案内のとおり昭和の大恐慌の時代です。
このような、一つ間違えば日本が傾くかもしれないという
大変厳しい時代に、我々の町会の先輩達は、
この大神輿を発注し、こしらえてしまったのです。
しかも、この大神輿の前年には子供(小)神輿と山車まで造っています。
まさに神田ッ子の心意気でしょう。

その後の大戦期も、この大神輿は先輩達の努力によって
栃木に疎開され、戦禍を免れました。
戦中の金属供出からも奇跡的に免れることができたため、
今、私たちが受け継ぐことができているのです。
平成8年に大規模な修復を施しましたが、
御年(おんとし)82歳、永きに亘り町の変化を見守ってくれています。

20150420大神輿02

正面左側に見える、日本一の桃太郎の人形を載せた曳き太鼓は、
昭和8年に皇太子殿下(今上天皇陛下)が御降誕された際、
その翌年の昭和9年に、大修館書店の創業者であり、
当町会の往時の町会長であった、
鈴木一平(いちへい)翁が、町会に寄贈されたものです。

20150420大神輿01

4月25日まで学士会館に飾っております。
お近くにお出かけの際は、是非お立ち寄りください。

町にお神輿が飾られるようになると、
神田ッ子の胸が高鳴ります。


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