9月14日(月)、NHK「 プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
日本に対する世界からのサイバー攻撃に立ち向かうプロフェッショナルのドキュメンタリーです。

日頃から、銀行のネットバンキングや通販サイトで、
昨今セキュリティーが厳しくなっていることを実感していましたし、
実はその操作が面倒だなあと感じていましたが、
それらの現場が対策に力を入れているのは当然だと、
この番組を見てあらためて思いました。反省しました。

日本を狙ったサイバー攻撃は昨年だけで256億件超だそうです。
感染したパソコンの内部情報を外部に勝手に送信するなどのマルウェア、
省庁のPCにも数多く感染している事例があるようで、
番組では、ある省庁で500台のPCが感染していた事態が紹介されていました。

この番組を見た視聴者、率直に日本国民が一番気になるのは、
近々導入されるマイナンバー制度ではないでしょうか。
どこかのオタクが趣味の範囲で攻撃してくるような安易な物では無く、
ある国家やテロ組織が、本気で国を乗っ取ろうとしてくるサイバー攻撃に、
我が日本は、どこまで対抗できるのか・・・
参考になるのは、1936年にSSN(社会保障番号)という名前で制度を導入したアメリカでしょう。
近年のネット社会で、死んだ家族に「なりすまして」年金を不正受給したり、マイナンバーを不正売買したり、
その被害は、3年間で1000万件を超え、損害額は年間5兆円を超えるといわれています。

国家によるサイバースパイ攻撃で、マイナンバーが狙われ、
これが根こそぎ盗まれようなことがあったら、
国家が盗まれたのも同然では無いのか・・・
そして、なにかあったときの、その責任は誰が負うのか・・・
さらに、制度を構築する費用だけでも3000億円という試算が計上されているのです。

効率よく税金を集めたり、年金を管理したり、国民の財産を安易に知ることができるという視点だけで、
これだけリスクの高い制度を導入してしまって良いのでしょうか。

今回のNHK「 プロフェッショナル 仕事の流儀」の主人公は、
「攻撃側の進化への対応はただひとつ、あきらめないこと」だそうです。
日本にはサイバーセキュリティ技術者が26万人程いるそうですが、
前述のサイバー攻撃が256億件超とすると、ひとりあたま、
98,462件を処理しなければならない計算になります。
確かに、サイバー攻撃のレベルもあるでしょうし、
セキュリティー技術者のスキルもあるでしょうから、
単純計算はできないにしても、でも、
ひとりあたま約10万件を処理しなきゃいけないんですよ。

しかも、今回の番組で取り上げられていた「サイバーディフェンス研究所」は株式会社、
つまり民間組織なんですよ。
マイナンバー導入する前に、
サイバー対策の為の国家政府機関作る方が先なんじゃないかな~~