新刊二点、東京堂神田本店に面積みされてまッス!

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武田早苗 著 『平安中期和歌文学攷』
ISBNコード:978-4-8386-0725-9
判型:A5判上製カバー装 408頁
定価:本体11,000円+税

高橋由記 著 『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─』
ISBNコード:978-4-8386-0726-6
判型:A5判上製カバー装 438頁
定価:本体12,000円 +税

是非お手にとってご覧ください!

高橋由記著『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─
が出来ました!

著者・高橋由記先生渾身の御研究書です。
後藤祥子先生に推薦の帯文をお書きいただきました。

平安文学に描かれた貴紳・後宮・女房の実像を、漢文記録類・諸家集の読み解きから探る粘り強い試み。『枕草子』や『栄花物語』が何を描き、何を描かなかったか、文学作品の特異な手法が見えて来る。漢文日記や名家秘蔵の家集類が一斉に公開、刊行、施注されてきた近年の学界状況に柔軟、貪欲に挑み、これまで空白だった後宮空間の歴史が豊かに再現される。『枕草子』の一時代前に存在した円融朝の媓子後宮の可視化は中古文学会賞に輝いた試み。作り物語の人物造形と史実との付き離れを問う「源氏」「寝覚め」「狭衣」論も意欲的である。
《日本女子大学名誉教授 後藤祥子》

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藤の花を配した装幀もとても素敵にできあがりました!
『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─』
A5判上製カバー装  438頁
定価:本体12,000円+税
ISBN 978-4-8386-0726-6


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是非御高架ください!

contents
凡例
序にかえて
第一編 『枕草子』の人物・描写・執筆意識
第一章 『枕草子』の上達部
はじめに
一 『枕草子』にみえる上達部
二 記された官職と本官
三 のちに上達部になった人物
四 上達部の描かれ方
五 『枕草子』に名の見えない上達部
おわりに
第二章 清少納言と会話する男性貴族
はじめに
一 清少納言との会話が記される人たち
二 会話の実体
三 会話のある人物の分類
おわりに
第三章 書かれた斉信、書かれなかった済政
      ─『枕草子』八〇段「里にまかでたるに」に関する疑問

はじめに
一 源経房、橘則光
二 書かれなかった源済政
三 書かれなかった理由
四 書かれた斉信
おわりに
第二編 後宮・文化圏 ─歴史物語・和歌集からみる文化圏─
第一章 和歌からみた村上朝の後宮
はじめに
一 村上朝の後宮─『一代要記』『栄花物語』─
二 『村上天皇御集』にみるキサキ
三 和歌からみた村上朝のキサキ
四 『御集』にみえないキサキ
おわりに
第二章 堀河中宮媓子の文化圏
はじめに
一 『栄花物語』、『大鏡』にみる媓子
二 家集にみる媓子の文化圏 その一─男性の家集─
三 家集にみる媓子の文化圏 その二─女性の家集─
四 媓子の女房
おわりに
第三章 脩子内親王の文化圏
はじめに
一 生涯
二 三条朝と後一条朝
三 後朱雀朝
四 延子の入内
五 脩子内親王の女房
おわりに
第四章 後朱雀天皇およびキサキの文化的営為と文化圏 
      ─女御延子を中心に─

はじめに
一 後朱雀天皇
   ─『栄花物語』にみる人となり、治世、文学的嗜好─
二 キサキへの贈歌
三 キサキたちの文化的、文学的営為
四 女御延子─実父頼宗と養母脩子内親王─
五 延子女房
おわりに
第五章 妻后並立の実態─後冷泉朝後宮の特徴─
はじめに
一 一条朝の妻后並立─皇后定子と中宮彰子─
二 三条朝の妻后並立─皇后娍子と中宮姸子─
三 後朱雀朝の妻后並立─皇后禎子内親王と中宮嫄子─
四 後冷泉朝の妻后並立─中宮章子内親王と皇后寛子─
五 三人の妻后
おわりに
第六章 後冷泉朝後宮と妻后同殿におけるキサキの文化圏
はじめに
一 キサキと皇子女
二 後宮の特徴─妻后同殿─
三 後冷泉朝の文学
四 章子内親王の文化圏─寛子入内以前─
五 中宮章子内親王の文化圏と『出羽弁集』
六 女御歓子
七 皇后寛子の文化圏
おわりに
第七章 『四条宮下野集』と皇后寛子の文化圏はじめに
一 『下野集』の描く寛子の文化圏と、『枕草子』
二 「~におはします」という書き出し
三 『下野集』にみる寛子
四 他資料にみる寛子
おわりに
第三編 作り物語の人物と史実
第一章 『源氏物語』「蜻蛉」巻の宮の君
はじめに
一 式部卿宮の意味するもの─史実と『源氏物語』─
二 蜻蛉式部卿宮の宮の君
三 貴顕の女の出仕
四 史実に見る宮の君
五 『狭衣物語』『夜の寝覚』の式部卿宮女
おわりに
第二章 摂関家嫡子の結婚と『夜の寝覚』の男君はじめに
一 男君の家系
二 摂関の母
三 藤氏長者
四 藤氏長者の息男の妻室
五 受領層の女との結婚
六 『夜の寝覚』男君の結婚観
おわりに
第三章 『夜の寝覚』の宮の中将─親王男の登場と役割─
はじめに
一 史実としての親王男─源頼定の存在─
二 宮の中将と男君
三 宮の中将と帝
四 宮の中将と老関白二女
五 式部卿宮女(承香殿女御)
おわりに
第四章 『夜の寝覚』の女一宮─降嫁した内親王(一)─
はじめに
一 内親王の降嫁
二 「やむごとな」い女一宮と、「劣りざま」の女君
三 女一宮の病と男君の愛情
四 隔意を持たない男君
五 一品内親王
おわりに
第五章 『夜の寝覚』の朱雀院─降嫁した内親王の父院─
はじめに
一 史実における皇女の結婚─父の不在─
二 物語の内親王降嫁─母の不在─
三 『夜の寝覚』の女一宮降嫁
四 朱雀院の描写箇所
五 朱雀院の存在感
六 降嫁した内親王の父院
おわりに
第六章 『狭衣物語』の一品宮─降嫁した内親王(二)─
はじめに
一 嵯峨帝三内親王
二 一条院一品宮
三 無実の噂から降嫁へ
四 狭衣の隔意─同居しない降嫁─
五 「見ま憂」き世の中
六 一品宮の社会的立場
おわりに
附載
一 師輔女について
   ─三女(源俊賢母)、四女(源盛明室)、五女愛宮、六女怤子─

はじめに
一 師輔三女─源高明室(=俊賢母)─
二 師輔四女─『盛明親王集』を手がかりに─
三 師輔五女(愛宮)
四 師輔六女(怤子)─五女愛宮、六女怤子の生年─
おわりに
二 愛宮のこと─『蜻蛉日記』と『斎宮女御集』と─
初出一覧

9月4日の水曜たまむすび(TBSラジオ)で、
『明石日常生活語辞典』が紹介されました!
番組放送ログはコチラ
放送はコチラから聴けます

メインパーソナリティーの赤江珠緒さんは明石の出身、
本書著者の橘幸男先生は、奇しくも明石高校の大先輩なんです。

番組では博多大吉さんと、にわかに方言談義に花が咲き、
赤江さんの好きな明石弁は…「べっちょない」。
本書によれば、
「とりわけ差し支えは生じない」といった意味で、
用例としては
「きのー(昨日)・の・のこ(残)り・の・ すし(寿司)・を・ 
食べ・ても・ べっちょない・やろ・か。」
という具合に使うそうです。

オープニングの約20分にわたり、このような
やりとりがあった後、今日のメッセージテーマが
「好きな方言」に決定♪
『明石日常生活語辞典』にふさわしいテーマとなりました!

赤江さん、大吉さん、番組スタッフの皆さん、
ありがとうございました♥

『明石日常生活語辞典』の詳細はコチラ

明石 書影

東京堂神田本店の古典コーナーに
この春の小社新刊が並んでいます。
神保町へお出かけの際は、是非お手にとってご覧下さい。

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ウラ情報………
さきに共立女子大で開催された中古文学会で、
売り切れとなった『藤原彰子の文化圏と文学世界』ですが、
東京堂神田本店さんに一冊だけ在庫アリ(2019年5月22日現在)!
早い者勝ちですよッ♪


四年の歳月をかけ、ついに
最新刊『柳井滋の源氏学 平安文学の思想』が
出来上がりました!
ご注文はコチラよりどうぞ!

柳井源氏学 五十年の豊穣
 柳井氏の諸論考を読んで納得されるのは、『源氏物語』が霊験譚を内に含み、『源氏物語』自体が部分的に霊験譚となっていることである。文学の根源に宗教があるないしは文学と宗教とは根を同じくすると見定め、その点を重視して、柳井氏は古典文学研究を積み重ねた。主たる研究対象である『源氏物語』以外の作品を論ずる時も、例えば『更級日記』論のように、考察が宗教ないし信仰に及ぶ場合に、柳井氏の論は冴えわたる。
 『源氏物語』をはじめとする平安文学の研究を志す方、平安時代の思想、歴史などを考究する方ならば、恐らく、本書のうちに自身の関心と重なる論考を見出すであろう。今後も、柳井滋氏の研究論文が、長く広く読み継がれることを願う。〈「解説」(松岡智之)〉より


柳井滋の源氏学 書影96pi

凡例
第一部 『源氏物語』の思想
 Ⅰ 『源氏物語』の思想と信仰
   1 『源氏物語』の仏教思想
   2 『源氏物語』と輪廻転生譚
   3 『源氏物語』と霊験譚の交渉
   4 宿世と霊験
   5 『源氏物語』の応報観に関する一考察
   6 冷泉院の罪
   7 仏教思想
   8 『源氏物語』と浄土教─薫の道心の場合─
   9 物語世界と超現実─薫の体香のことなど─
  10 『源氏物語』と霊験─浮舟物語の考察─
  11 初瀬の観音の霊験
  12 『源氏物語』における「神」
  13 『源氏物語』と民間信仰
 Ⅱ 『源氏物語』の時代と人物
   1 『源氏物語』のなかの「前代」の意識
   2 桐壺巻覚書
   3 源氏の供人─主従関係の一面─
   4 紫の上の結婚
   5 政治─光源氏の不思議を解く鍵は「王権」にあり─
   6 若菜の巻の冒頭部について
   7 『源氏物語』における「出家」
   8 陽成院の御笛─「横笛」と「宿木」の間─
   9 秋好と目連
  10 御法・幻巻の主題
  11 橋姫の姉妹
  12 横川の僧都
  13 手習の君─手習・夢浮橋─
  14 〔座談会〕『源氏物語』をめぐって

第二部 平安文学の思想
 Ⅲ 平安朝文人の思想と漢文学
   1 八世紀の大学寮─「文章経国」の前景─
   2 隠逸思想とその系譜
   3 綜芸種智院と藤原三守
   4 摂関期の文人たち
   5 勧学会における釈教詩
   6 経句題の詩について─勧学会における釈教詩(続)─
   7 狂言綺語観について─白楽天から保胤への屈折─
   8 保胤と「池亭記」
   9 思想的背景としての仏教
  10 求道的文学空間の創出
  11 『往生要集』
  12 親への思い─奝然の願文─
 Ⅳ 平安文学の諸相と周辺
   1 『伊勢物語』解説
   2 『伊勢物語』の世界
   3 『更級日記』の夢と信仰
   4 妙荘厳の御契り─『浜松』と『源氏』─
   5 『大鏡』の一節─花山院と安倍晴明─
   6 灌仏
   7 『梁塵秘抄口伝集』について
   8 『かげろふの日記』
   9 青い目の式部論
  10 池田亀鑑─源氏図書館構想─
  11 〔座談会〕「かな」誕生ものがたり
   解説─柳井滋氏の研究世界への案内─ (松岡智之)
   成蹊大学ご在任のころの柳井滋先生
     ─思い出話し風に─ (遠藤 宏)
   紫式部学会の柳井先生 (高田信敬)
   『柳井滋の源氏学 平安文学の思想』刊行に寄せて (柳井城作)
   略歴/著書・論文目録/編集後記


桜井宏徳編
『柳井滋の源氏学 平安文学の思想』
A5判上製カバー仕様816頁
定価:本体15,000円+税
ISBN 978-4-8386-0719-8
ご注文はコチラよりどうぞ!