久保朝孝著 『紫式部日記論』 出来上がりました♪
よろしくお願い申し上げます!

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『紫式部日記』という困難に挑む
 現存『紫式部日記』は、父藤原為時を第一の読み手とし、
娘紫式部によって記された「家の記」としての「仮名日記」に基づき、
内省的記述を付加して作成された
「別記」群の不完全な集成である(第一章)。
 本書は、この想定に至る著者積年の論考を一書にまとめたものであり、
混迷を極める本作品成立過程(形態)論に
一筋の光明をもたらす雄編としてここに提示する。

内容抄録
(詳細  https://www.musashinoshoin.co.jp/shoseki/view/2587/
〈本編〉
第一部 『紫式部日記』の成立 
  第一章 『紫式部日記』の成立
  第二章 『紫式部日記』所謂消息文とそれに続      
       く記事との執筆先後の問題
  第三章 古本系『紫式部集』巻末付載「日記歌」考
  第四章 『紫式部日記』所謂消息文試考
  第五章 『紫式部日記』の日記的部分における
      「侍り」の機能
  第六章 『紫式部日記』首欠説批判
  第七章 『紫式部日記』敦成・敦良両親王御五十
      日祝宴記事の比較
  
第二部 『紫式部日記』の諸相
  第八章 『紫式部日記』の和歌
  第九章 『紫式部日記』の風景
  第十章 『紫式部日記』の土御門殿
  第十一章 『紫式部日記』断片記事三編の行方

第三部 紫式部の影像
  第十二章 紫式部の虚構の方法
  第十三章 日記文芸史の内なる〈紫式部〉

〈付編〉
  第一章 『伊勢物語』初段に関する三つの問題
  第二章 『古今和歌集』六一六番歌と『伊勢物語』第二段
      歌の再検討
  第三章 父に早逝されて零落した姫君たち
     原題・初出一覧
     あとがき
     索引

   『紫式部日記論』
  ISBN:978-4-8386-0730-3
  定価:本体 7,000円 +税
  A5判上製カバー装・342頁
  刊行日:2020年6月27日


東京堂神田本店にて好評発売中です!
お近くにお越しの際はお手にとってご覧下さい!

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横井 孝/福家俊幸/久下裕利 編
『知の遺産シリーズ⑦ 紫式部日記・集の新世界』
ISBNコード 978-4-8386-0489-0
定価:本体3,000円+税
https://www.musashinoshoin.co.jp/shoseki/view/2565/


東原伸明/山下太郎 編
『大和物語の達成─「歌物語」の脱構築と散文叙述の再評価』
ISBNコード 978-4-8386-0490-6
定価:本体3,000円+税
https://www.musashinoshoin.co.jp/shoseki/view/2566/


最新刊 『知の遺産シリーズ⑦ 紫式部日記・集の新世界』 が、
いよいよ刊行です♪

知の遺産 四点書影
文学史上の『紫式部日記』『紫式部集』……横井 孝
紫式部の生涯
  ─『紫式部日記』『紫式部集』との関わりにおいて─……上原作和
『紫式部日記』『紫式部集』の成立
  ─古本系集に増補された「日記哥」から考える─……笹川博司
現行『紫式部日記』の形態
  ─冒頭・消息体・十一日の暁、『枕草子』にも触れつつ─……山本淳子
敦成親王誕生記としての『紫式部日記』
  ─『栄花物語』との関連から─……福家俊幸
『紫式部日記』『紫式部集』の中の紫式部
  ─中宮彰子サロンの中の紫式部─……廣田 收
『紫式部日記』『紫式部集』の中の女房たち……福家俊幸
『紫式部日記』寛弘六年の記事欠落問題……久下裕利
『紫式部日記』の儀礼・服飾・室礼……末松 剛
『紫式部日記絵巻』の視点
  ─描かれた〈紫式部〉像─……川名淳子
『紫式部日記』『紫式部集』─研究の現在と展望
  ─付、主要文献目録(二〇〇〇年~二〇一八年)……上野英子


『知の遺産シリーズ⑦ 紫式部日記・集の新世界』
横井 孝・福家俊幸・久下裕利 編 ISBN:978-4-8386-0489-0
本体3,000円+税 四六判上製カバー装・340頁



既刊分も好評発売中です!
『知の遺産シリーズ④ 堤中納言物語の新世界』
横溝 博・久下裕利 編 ISBN:978-4-8386-0469-2
本体3,000円+税 四六判上製カバー装・224頁


『知の遺産シリーズ⑤ 宇治十帖の新世界』
横井 孝・久下裕利 編 ISBN:978-4-8386-0477-7
本体3,000円+税 四六判上製カバー装・328頁


『知の遺産シリーズ⑥ 狭衣物語の新世界』
後藤康文・倉田 実・久下裕利 編 ISBN:978-4-8386-0483-8
本体3,000円+税 四六判上製カバー装・274頁

新刊二点、東京堂神田本店に面積みされてまッス!

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武田早苗 著 『平安中期和歌文学攷』
ISBNコード:978-4-8386-0725-9
判型:A5判上製カバー装 408頁
定価:本体11,000円+税

高橋由記 著 『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─』
ISBNコード:978-4-8386-0726-6
判型:A5判上製カバー装 438頁
定価:本体12,000円 +税

是非お手にとってご覧ください!

高橋由記著『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─
が出来ました!

著者・高橋由記先生渾身の御研究書です。
後藤祥子先生に推薦の帯文をお書きいただきました。

平安文学に描かれた貴紳・後宮・女房の実像を、漢文記録類・諸家集の読み解きから探る粘り強い試み。『枕草子』や『栄花物語』が何を描き、何を描かなかったか、文学作品の特異な手法が見えて来る。漢文日記や名家秘蔵の家集類が一斉に公開、刊行、施注されてきた近年の学界状況に柔軟、貪欲に挑み、これまで空白だった後宮空間の歴史が豊かに再現される。『枕草子』の一時代前に存在した円融朝の媓子後宮の可視化は中古文学会賞に輝いた試み。作り物語の人物造形と史実との付き離れを問う「源氏」「寝覚め」「狭衣」論も意欲的である。
《日本女子大学名誉教授 後藤祥子》

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藤の花を配した装幀もとても素敵にできあがりました!
『平安文学の人物と史的世界─随筆・私家集・物語─』
A5判上製カバー装  438頁
定価:本体12,000円+税
ISBN 978-4-8386-0726-6


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是非御高架ください!

contents
凡例
序にかえて
第一編 『枕草子』の人物・描写・執筆意識
第一章 『枕草子』の上達部
はじめに
一 『枕草子』にみえる上達部
二 記された官職と本官
三 のちに上達部になった人物
四 上達部の描かれ方
五 『枕草子』に名の見えない上達部
おわりに
第二章 清少納言と会話する男性貴族
はじめに
一 清少納言との会話が記される人たち
二 会話の実体
三 会話のある人物の分類
おわりに
第三章 書かれた斉信、書かれなかった済政
      ─『枕草子』八〇段「里にまかでたるに」に関する疑問

はじめに
一 源経房、橘則光
二 書かれなかった源済政
三 書かれなかった理由
四 書かれた斉信
おわりに
第二編 後宮・文化圏 ─歴史物語・和歌集からみる文化圏─
第一章 和歌からみた村上朝の後宮
はじめに
一 村上朝の後宮─『一代要記』『栄花物語』─
二 『村上天皇御集』にみるキサキ
三 和歌からみた村上朝のキサキ
四 『御集』にみえないキサキ
おわりに
第二章 堀河中宮媓子の文化圏
はじめに
一 『栄花物語』、『大鏡』にみる媓子
二 家集にみる媓子の文化圏 その一─男性の家集─
三 家集にみる媓子の文化圏 その二─女性の家集─
四 媓子の女房
おわりに
第三章 脩子内親王の文化圏
はじめに
一 生涯
二 三条朝と後一条朝
三 後朱雀朝
四 延子の入内
五 脩子内親王の女房
おわりに
第四章 後朱雀天皇およびキサキの文化的営為と文化圏 
      ─女御延子を中心に─

はじめに
一 後朱雀天皇
   ─『栄花物語』にみる人となり、治世、文学的嗜好─
二 キサキへの贈歌
三 キサキたちの文化的、文学的営為
四 女御延子─実父頼宗と養母脩子内親王─
五 延子女房
おわりに
第五章 妻后並立の実態─後冷泉朝後宮の特徴─
はじめに
一 一条朝の妻后並立─皇后定子と中宮彰子─
二 三条朝の妻后並立─皇后娍子と中宮姸子─
三 後朱雀朝の妻后並立─皇后禎子内親王と中宮嫄子─
四 後冷泉朝の妻后並立─中宮章子内親王と皇后寛子─
五 三人の妻后
おわりに
第六章 後冷泉朝後宮と妻后同殿におけるキサキの文化圏
はじめに
一 キサキと皇子女
二 後宮の特徴─妻后同殿─
三 後冷泉朝の文学
四 章子内親王の文化圏─寛子入内以前─
五 中宮章子内親王の文化圏と『出羽弁集』
六 女御歓子
七 皇后寛子の文化圏
おわりに
第七章 『四条宮下野集』と皇后寛子の文化圏はじめに
一 『下野集』の描く寛子の文化圏と、『枕草子』
二 「~におはします」という書き出し
三 『下野集』にみる寛子
四 他資料にみる寛子
おわりに
第三編 作り物語の人物と史実
第一章 『源氏物語』「蜻蛉」巻の宮の君
はじめに
一 式部卿宮の意味するもの─史実と『源氏物語』─
二 蜻蛉式部卿宮の宮の君
三 貴顕の女の出仕
四 史実に見る宮の君
五 『狭衣物語』『夜の寝覚』の式部卿宮女
おわりに
第二章 摂関家嫡子の結婚と『夜の寝覚』の男君はじめに
一 男君の家系
二 摂関の母
三 藤氏長者
四 藤氏長者の息男の妻室
五 受領層の女との結婚
六 『夜の寝覚』男君の結婚観
おわりに
第三章 『夜の寝覚』の宮の中将─親王男の登場と役割─
はじめに
一 史実としての親王男─源頼定の存在─
二 宮の中将と男君
三 宮の中将と帝
四 宮の中将と老関白二女
五 式部卿宮女(承香殿女御)
おわりに
第四章 『夜の寝覚』の女一宮─降嫁した内親王(一)─
はじめに
一 内親王の降嫁
二 「やむごとな」い女一宮と、「劣りざま」の女君
三 女一宮の病と男君の愛情
四 隔意を持たない男君
五 一品内親王
おわりに
第五章 『夜の寝覚』の朱雀院─降嫁した内親王の父院─
はじめに
一 史実における皇女の結婚─父の不在─
二 物語の内親王降嫁─母の不在─
三 『夜の寝覚』の女一宮降嫁
四 朱雀院の描写箇所
五 朱雀院の存在感
六 降嫁した内親王の父院
おわりに
第六章 『狭衣物語』の一品宮─降嫁した内親王(二)─
はじめに
一 嵯峨帝三内親王
二 一条院一品宮
三 無実の噂から降嫁へ
四 狭衣の隔意─同居しない降嫁─
五 「見ま憂」き世の中
六 一品宮の社会的立場
おわりに
附載
一 師輔女について
   ─三女(源俊賢母)、四女(源盛明室)、五女愛宮、六女怤子─

はじめに
一 師輔三女─源高明室(=俊賢母)─
二 師輔四女─『盛明親王集』を手がかりに─
三 師輔五女(愛宮)
四 師輔六女(怤子)─五女愛宮、六女怤子の生年─
おわりに
二 愛宮のこと─『蜻蛉日記』と『斎宮女御集』と─
初出一覧