聖徳大学短期大学部国語国文学会の碁石雅利先生より、
『文学研究』第29号を御恵送いただきました。
ありがとうございました。

2018 04 13 bunngakukennkyuu

目  次
江戸の怪談─講談を交えて / 木越 治
三条西家本系「末摘花」に見る独自本文「ころさむ」 / 碁石雅利
『三帖和讃』の表現
  ─親鸞聖人の思想と叙情─ / 古橋恒夫
菩提樹の木陰で / 辻 英子
[卒業研究要旨]
雑誌『明星』はなぜ生き残ったか─衣紙から見た理由の分析─
  文芸・編集ブランチ / 濱野聖良
彙 報

正道寺康子先生の編集後記によれば、
本誌巻頭の「江戸の怪談あれこれ─講談を交えて─」は、
平成28年度の国語国文学会大会(平成29年2月1日開催)
での木越治先生による御講演が
もとになっているということです。
木越先生は平成30年2月23日に逝去された由、
本稿は病と闘いながらの御執筆だったそうで、
ご原稿を本誌に掲載させていただけることを
深謝申し上げたいと、正道寺先生は結ばれています。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

『文学研究』第29号
平成30年3月31日発行
編集・発行者 聖徳大学短期大学部国語国文学会
発行所 聖徳大学短期大学部国語国文学会
A5判 並製本 62頁
非売品

第二次関根賞 第十二回 贈呈式の記録を、
関根賞運営委員会 平野由紀子先生よりお送りいただきました。
ありがとうございました!

第十二回受賞作は、
山中悠希著『堺本枕草子の研究』(2016年武蔵野書院)
でした。
このときの記録が詳細に記されています。
贈呈式の模様はコチラの記事からどうぞ!

関根賞 第12回記録集


竹内正彦先生より、
『図説 あらすじと地図で面白いほどわかる! 源氏物語』 (本書)を
御恵送頂きました。ありがとうございました。

(内容)
序章 『源氏物語』とは何か
一章 光源氏の誕生─「源氏の君」の青春と恋の冒険の始まり
二章 禁断の恋と紫の上─藤壺との恋の成就と訪れた破滅の時
三章 栄華の頂点─六条院に繰り広げられる雅な姫君争奪戦
四章 六条院の暗雲─女三の宮の降嫁が呼び起こした波乱と紫の上の苦悩
五章 薫と匂宮─宇治の姫君たちとの恋と終りゆく物語

20180407 あらすじと地図 源氏 書影

本書は二色刷り仕様となっています。
「はじめに」に、「できるだけ地図を掲載して、『源氏物語』の
空間を実感できるように工夫した」とあるように、
地図や後宮の配置図などがふんだんに使われています。
それも、単に地図や配置図を掲載しているだけではなく、
二色刷りのメリットを活かし、それぞれの登場人物の動線が、
朱引きで示され、かつ簡潔なポイントが併記されているので、
ひと目で、その空間を把握することが出来るのです。

たとえば、第一章の配置図「内裏の構造と桐壺更衣」を見るだけで、
この後宮の殿舎の配置そのものが、物語の舞台としての機能を
十二分にはたしていることが一瞬にしてわかってしまうのです。
帝と桐壺更衣のあいだに関所のように立ちはだかる弘徽殿女御や、
その他の妃の視線を浴びつつ心労を重ねる桐壺更衣の姿が
たちまち目の前に浮かび上がるようです。
このほかにも、随所に工夫が凝らされていて、おそらく本書読者は、
知らぬ間に読み進めていくことになるでしょう。

また、本書はその構成についてもさまざまな試みがなされていて、
たとえば、通常は奇数頁に配される各章の扉(序章を除く)を偶数頁に配し、
その章のあらすじを見開きで次頁(奇数頁)に載せ、次に続く、
この章を読む前におさえておきたい「登場人物」の関係図が、
これまた見開きで見やすく配されています。
この「登場人物」の関係図も、二色刷り仕様のメリットを活かし、
登場人物名の上に、その人物シルエットを載せることにより、
登場人物が男なのか女なのかがそれとなくわかり、
あわせて、その人間関係が簡潔に添えられているため、
この「登場人物」の関係図を一目するだけで、
当該章を読み始める為の「予習」ができてしまうのです。
いち編集人としても大変参考になる一書でした。

図説 あらすじと地図で面白いほどわかる! 源氏物語』
竹内正彦(監修)
発行:青春出版社
ISBN:978-4-413-04537-7
新書判:192ページ
定価:1372円(本体:1270円)
御注文等はコチラ、青春出版社HPよりどうぞ!

なお、竹内先生には、御著書
『2時間でおさらいできる源氏物語』もおありです。
是非、併せてお読みください!

《監修者紹介》
竹内正彦(たけうちまさひこ)
1963年、長野県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授。専攻は、源氏物語を中心とした平安朝文学。主な著書に『2時間でおさらいできる源氏物語(だいわ文庫)』(大和書房)、『源氏物語発生史論―明石一族物語の地平』(新典社)がある。


実践女子大学の横井 孝 先生より、
『年報』第37号(実践女子大学文芸資料研究所)と、
『實踐國文學』第93号(實踐國文學会)の、
二点を拝受いたしました。ありがとうございました。

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今回の年報は、横井孝先生による、
「実践女子大学図書館山岸文庫蔵本奥書識語編年集成」です。
実践女子大学図書館山岸文庫所蔵本のうち、
山岸徳平博士の筆による奥書・識語をとりあげ、
書目ごとに編年体でまとめられたもの、
これだけで250頁超の大部な編年集成です。
横井先生ならではのお仕事に感服いたしました。

『年報』第37号(実践女子大学文芸資料研究所)
  2018年3月
A5判並製本・280頁
非売品

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また、『實踐國文學』第93号は、
源氏物語 本文研究と古筆切研究のあわい・・・横井  孝

生人形絵番付『西國順礼霊験記』とその周辺・・・牧野和夫
 ─関連資料をめぐって─

書評 坂口周著『意志薄弱の文学史─日本現代文学の起源』・・・河野龍也
───────────────────────────
博士論文・修士論文・卒業論文 題目一覧
研究室だより
───────────────────────────
「A4 一枚一単元教材」の実践報告・・・政井美穂

といった充実のラインナップです。
御恵送いただきまして誠にありがとうございました。

『實踐國文學』第93号(實踐國文學会)
  2018年3月
A5判並製本・86頁
非売品

小社刊、三橋 正 著『古記録文化論』の、
索引をお手伝いいただきました、
関口崇史先生編の、
『征夷大将軍研究の最前線
 ここまでわかった「武家の棟梁」の実像』(以下本書)
を、上記『古記録文化論』の編集を御担当いただきました、
上原作和先生より御恵送いただきました。
ありがとうございました。
上原先生は本書におきまして、
【第二部】室町幕府と征夷大将軍
【足利将軍家と古典籍】
「源氏将軍の存在根拠となった『源氏物語』『平家物語』」を、
お書きになっておられます。

帯に「武家政権700年の〝通説〟が覆る ! !」
とあります。
「そもそも源頼朝は、征夷大将軍職を望んでいなかった!」
「室町時代に作られた「征夷大将軍=源氏」神話とは?」
是非御高架ください!
洋泉社さんのHP『征夷大将軍研究の最前線』はコチラ

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『征夷大将軍研究の最前線
 ここまでわかった「武家の棟梁」の実像
はじめに──「征夷大将軍=源氏」観の誕生と変遷  関口崇史  
第一部 鎌倉幕府と征夷大将軍
【頼朝と征夷大将軍任官】
そもそも、源頼朝は征夷大将軍を望んでいなかった?  下村周太郎
【鎌倉幕府と摂家将軍・親王将軍】
知られざる源実朝後の「非源氏将軍」の系譜  関口崇史
【後醍醐天皇と親王将軍】
悲劇の征夷大将軍となった護良親王  牡丹健一
第二部 室町幕府と征夷大将軍
【鎌倉将軍と足利将軍】
足利将軍家誕生は、「源氏の嫡流」の復活だったのか?  鈴木由美
【足利将軍家と古典籍】
源氏将軍の存在根拠となった『源氏物語』『平家物語』  上原作和
【足利義満と源氏長者】
征夷大将軍は、「源氏長者」であることが条件か?  岡野友彦
第三部 征夷大将軍と八幡信仰
【「源氏の嫡流」と八幡信仰】
源頼朝は、氏神の八幡神に何を求めたのか?  関口崇史
【足利尊氏と八幡信仰】
源頼朝の宗教的権威を継承した足利尊氏  生駒哲郎
【征夷大将軍家と鎌倉鶴岡八幡宮】
東西宗教界に君臨した鶴岡八幡宮寺の盛衰  小池勝也
【足利将軍家と石清水八幡宮】
足利義教は、なぜ「籤引き」で将軍になったのか?  大塚紀弘
第四部 征夷大将軍の近世的展開へ
【新田源氏と徳川家康】
徳川将軍家に振り回された「新田義貞の子孫」たち  生駒哲郎
【頼山陽と尊王思想】
江戸期の歴史書『日本外史』が語る征夷大将軍像  生駒哲郎
資料編
あとがき

新書判272頁
出版社: 洋泉社 (2018/4/4)
ISBN-13: 978-4800314581
定価:本体980円+税