「ユニコムプラザさがみはら」で開かれた、
鶴見大学・鶴見大学短期大学部の「出前講座」で、
高田信敬先生の「古典の謎─貴族達の遊び心─」
を拝聴いたしました!
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戦国時代の貴族や天皇は、
暇つぶしに言葉の謎解きをしていたそうです。
例えば、
「十里の道をけさかへる」という謎言葉の答えは、
「十里」=「五里+五里」=ゴリが二つで濁り酒、
「けさ」(朝)まで飲んでべろべろで帰宅・・・という意味

次に霊元天皇御作の謎言葉
「面が歩く」の答えは?
ツラが行く=ツラがユク=ツラユキ
お面は「木」でできているから=キ
つまり、紀貫之(キノツラユキ)・・・という意味

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それでは、練習問題
a 「梅の木をみづにたてかへよ」
b 「あらしは山をさりて軒のへんにあり」
c 「四季のはじめ月のをはり」
d 「雪は下とけてみちあり」
とはなんのことでしょうか???

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答えだけを書いておきますと、
a 「海」
b 「風車」
c 「花扇(はなあふき)」
d 「露」
となります・・・

それではここで言葉を操作する高い技術を伴った謎言葉をふたつ。
兼好法師が、頓阿(とんあ)法師(和歌四天王の一人)に送った歌とその返歌です。

e 「よもすずしねざめのかりほ手枕もまそでも秋にへだてなき風」
  (夜も涼し 寝覚めの刈穂 手枕も 真袖も秋に 隔てなき風)
 かへし
f 「夜もうしねたくわがせこはてはこずなほざりにだにしばしとひませ」
  (夜も憂し ねたく我が夫こ はては来ず なおざりにだに しばし訪ひませ)

如何ですか?ヒントは和歌(短歌)であること。「手枕」は「たまくら」と読みます。
また、この記事の画像の中にもヒントが隠されていますよ~~

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このようなお話しが立て板に水の如く出てきます。
いつもの高田先生の御講義とはちょっと違う、
しかし大変面白いお話しで、あっという間に時間が過ぎました。

講義が終わるとちょうどお昼、
カルビロコモコプレートに舌鼓を打ちました・・・




とある講演会へ向かう途中、
近所にある田園風景。
昨日の台風でどうなったかと心配しましたが、
どうやら持ちこたえたようです。
自分で作付けしたわけではありませんが、
ほっとしています。

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第29回 源氏物語アカデミー 
テーマ:源氏物語と鄙(ひな)

平成28年10月21日(金)~23日(日)まで、
ホテルクラウンヒルズ武生(旧武生バレスホテル)
などを中心に開催されます!

おもなプログラム
10月21日(金)
18:20~19:10 講義「四方山史話─鄙と受領」
同志社女子大学名誉教授 朧谷 壽 先生
19:20~20:50 講義「『源氏物語』に[鄙/都]が現れるとき」
皇學館大学教授 中川照将 先生

10月22日(土)
09:00~14:00 現地研修「与謝野晶子と越前」
村国山山麓「いただきの亭」→与謝野鉄幹・晶子歌碑
→紫式部公園→帆山寺→料亭うおとめ(昼食)
解説 三木世嗣美氏
14:30~16:00 講演「紫式部と越の白山」
京都学園大学教授 山本淳子 先生
16:15~17:45 講演「『源氏物語』から『更級日記』ヘ
              -宇治平等院への道-」
流通経済大学教授 和田律子 先生

10月23日(日)
09:00~10:30 講義「『源氏物語』と催馬楽」
跡見学園女子大学准教授 植田恭代 先生
10:40~12:10 原文講読「鄙の別れ-『蓬生』巻-」
日本女子大学名誉教授 後藤祥子 先生

など、多彩プログラムが組まれています!
(※プログラムの内容は変わることがあります)

第29回 源氏物語アカデミー パンフレット
29 academy
テーマ:源氏物語と鄙(ひな)

詳細は以下のPDFリンクからどうぞ!
パンフレットのPDFはコチラ
お申込書等のPDFはコチラ

◇参加費用
●受講料/3,000円(各講義/講演/原文講読)
●現地研修/3,000円(バス・昼食)
●講義テキスト/2,000円
●紫きぶ御膳/6,000円
●22日講演(14:30~17:45)/市民公開講座
◇申込期限 9月30日(金)期限厳守でお願いします。
[お申込み・お問合せ]
源氏物語アカデミー委員会
〒915-0832越前市高瀬2丁目3-3
越前市文化センター内 TEL&FAX0778-23-3374
Email:info@genJi-ac.jp
早稲田大学 早稲田キャンパス3号館602教室を
会場にして開かれた、
「第70回 日記文学会大会」に出店し、また
シンポジウムを拝聴いたしました。

第70回 日記文学会大会
第70回大会 2016年8月20日(土)
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス3号館
運営委員会 12:00~13:00(3号館605教室)
(総合司会)早稲田大学  福家俊幸
(シンポジウム司会)東北大学  横溝 博

シンポジウム  藤原頼通の時代と文化世界
  13:30~17:00(3号館602教室)
基調講演
藤原頼通の文化世界 ─文化発信と知の共有の基層―           
    流通経済大学  和田律子
パネラー報告
和歌宰領者としての頼通 ─和歌六人党範永という視座から─        
    都留文科大学(名)  加藤静子
『四条宮下野集』にみる後宮文化    
    流通経済大学  高橋由記
『狭衣物語』の時代と方法    
    奈良教育大学  有馬義貴

当日は、時折襲う豪雨の中、熱心な参加者が一堂に会しました。
昭和女子大学・大倉比呂志先生のご挨拶で開会、
東北大学・横溝博先生の司会でシンポジウムは進行しました。
流通経済大学・和田律子先生の基調講演に始まり、
都留文科大学名誉教授・加藤静子先生、
流通経済大学 ・高橋由記先生、
奈良教育大学・ 有馬義貴先生と、
大変充実した御講演内容を拝聴しました。

大会会場の早稲田キャンパス3号館
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会場の3号館6階からは、いつもは見上げている
大隈講堂のてっぺんを、目線と同じ高さで見ることが出来ました
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和田律子先生の基調講演
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和田律子・久下裕利編
『考えるシリーズⅡ 平安後期頼通文化世界を考える』

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ISBN:978-4-8386-0295-7
定価:本体10,000円+税
A5判上製カバー装・480頁
詳細ページはコチラ

パネラー報告の様子
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各御講演者が用意された資料
紙面がびっしりと埋められた
どれも10頁を超える力作です
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小社出店風景
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多くの先生方と有意義なお話ができ、
また書籍を御注文いただきました。
ありがとうございました。

また、日記文学会事務局を務められる、
早稲田大学・福家俊幸先生をはじめ、
スタッフの皆様には大変お世話になりました。
厚く御礼申し上げます。








『國語と國文學』 2016年9月号 93-9(平成28年9月号)
「秋山虔先生追悼」を、藤原克己先生よりいただきました。
ありがとうございました。

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『國語と國文學』
通巻1114号(第93巻第9号)
◆秋山虔先生追悼

○小野通女筆『源氏物語』と九条家の源氏学(髙橋亨)
○物語の周縁――猥雑なるものとその行方――(池田和臣)
○最後の『紫式部日記』(土方洋一)
○古典といかに向き合うか――秋山虔の思索の軌跡――(藤原克己)
○追憶~父のこと(依田瑞穂)/秋山虔さんの冗談(片桐洋一)/秋山虔先生をお偲びして(久保田淳)/
わたしのマエストロ秋山虔──思い出の小窓から(室伏信助)/秋山虔先生の「いったい」(永井和子)/
秋山先生追悼(後藤祥子)/『源氏物語の世界』から(藤井貞和)/秋山先生と『伊勢集』(倉田実)/
雲居の月を偲んで(河添房江)/十九分間の特別授業(畠山俊)
○秋山虔先生略年譜・業績目録(東京大学国文学研究室編)

編集:東京大学国語国文学会
定価:1,620円(1,500+税)
ISBN:4910138650960
出版社:明治書院
A5判並製96頁

明治書院さんのサイトはコチラ